ミュンヘン日記

2018/19 MIPLC LL.M. candidate

中国版大富豪のルール

中国人の友達から大富豪(中国版)のルールを教えてもらいました。思いのほか盛り上がり、とても面白かったのでメモ。

 

〇用意するもの

・トランプ2セット(ジョーカー4枚含む合計108枚)

・プレイヤー4人(6人や8人でもできそう)

 

〇ルール

・基本的なカードの強さは下記

2(最弱)<3<4…<Q<K<A<黒ジョーカー<赤ジョーカー

 

・最初のプレイヤーは、次の7パターンのうちいずれかを選んでカードを場に出す。次のプレイヤーは同じパターンかつより強いカードを出す必要がある。(シングルに対しダブルや、ダブルに対しトリプルなどはNG。日本の大富豪と同じ)

①シングル

 最もシンプル。1枚だけ出す。次のプレイヤーはそのカードより強いカードを出せばよい。最強は赤のジョーカー

②ダブル

 1ペア。黒ジョーカー+赤ジョーカーはペアとして認められない。

③ダブル+ダブル

 2ペア。次のプレイヤーは最高値がより高いダブルを出せばよい

 例:6699に対し、22JJ等でOK

④トリプル+ダブル(フルハウスみたいな)

 次のプレイヤーはより強いトリプルを出せばよい

 例:88866に対し、99922はOKだが77799はNG

⑤連続トリプル+トリプル(連続している必要あり)

 例:222333や888999.KKKAAAなどもOK

⑥連続ダブル+ダブル+ダブル(連続している必要あり)

 例:223344、667788等

⑦連続5枚(マーク関係なし)

 例:23456、56789等(マークが同じである必要はない)

 

・ボム

ボムは①~⑦のいずれのパターンでも使うことができ、最強(日本の大富豪の革命に近い。ただし強さが逆転することはない)。ボムにも4種類あり、強さが異なる。弱いボムは強いボムで返すことができる。

①4枚同じ数字

 例:4444、JJJJ等

 なお、より強い数字でボム返し可能

 例:4444に対し6666など

②5枚同じ数字

 例:22222、JJJJJ等

 例えば、仮にあるプレイヤーが3333でボムをした場合、次のプレイヤーが22222でボム返しをすることが可能。

③5枚同じマークで連続

 例:23456(全部ハート)

 例えば、KKKKKのボムは23456のボムで返せる。

④ジョーカー4枚

 特別なボムで最強。赤ジョーカーと黒ジョーカーは普通区別されるが、この場合のみ同時に出すことができる。

 

〇ゲームの進め方(4人の場合)

・このゲームはチーム戦。まずは2×2のチームを作り、たすきがけで着席

・勝利チームのみポイントを獲得できる。1着―2着の時3ポイント、1着ー3着の時2ポイント、1着ー4着の時1ポイント。

・若干複雑だが、最初のラウンドでは特別に「2」が(JOKERを除き)最強となる。

 最初のラウンド:3<4<・・<K<A<2<JOKER

・仮に勝者チームが3ポイント得た場合、次のラウンドでは特別に「5」が最強となる。

 次のラウンド:2<3<4<6…<A<5<JOKER

 (その場合でも23456のように連続で5を使った場合は通常通りの強さに戻る。すなわち34567のほうが強い)

・仮にあるチーム(Aチーム)が3ポイント得て「5」が最強になったラウンドで、別のチーム(Bチーム)が2ポイント得た場合、次のラウンドは引き続き「5」が最強のまま(次のラウンドでBチームがさらに2ポイント得た場合、その次のラウンドでは「6」が最強となる。すなわち、AorBチームのうち合計得点が多いチームの最強カードがそのラウンドの最強カードとなる)

・先に合計12ポイント獲得し、「A」にたどり着いたチームの勝利。

・さらに複雑だが、最強カードのハートはジョーカー以外のワイルドカードになる。例えば5が最強のラウンドでは、5のハートをワイルドカードとして利用可能。

 例:44445(ハート)で5枚ボムとして使えたり、7895(10の代わり)Jで5枚連続として使える。

 

以上です。

ボムがぼんぼん出て面白いのと、タッグマッチゆえの戦略の幅の広がりが非常にゲームの幅を広げてくれます。是非お試しください。

ベルギー再チャレンジ

今年の春にオランダに行ったとき、本当はブラッセルとブリュージュにも行く予定でした。が、ロッテルダムで足をくじいてしまい、やむなく断念。今回再チャレンジです。それにしてもミュンヘンからブラッセルへのフライトは高い(ルフトハンザしか乗り入れてないかららしい)。

今回は夕方の4時過ぎに空港に着いたのですが、すでに空は薄暗く。宿を郊外に取っていたので、空港からバスで移動することに。後から知ったのですが、2ユーロで移動できるはずなのに切符を間違えて買ってしまったりして7.5ユーロも払ってしまいました(それでもロンドンの空港移動に比べるとずっと安い)。

初日の宿はBooking.comで予約したのですが、完全に民家の一室!最初ホテルだと全然わからなくてうろうろしてしまいました。幸いオーナーの方に見つけてもらい事なきを得ました。とりあえず街の中心部をうろうろします。この日はブラッセルで働く同業者の方と晩御飯。

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さっそくベルギー料理をいただきます。多分牛肉の煮込みとスペアリブ。マッシュポテトはまるでバターの塊を食べているようで全く進みませんでしたが、総じて美味しかったです。ベルギービールもおいしいです。

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ご飯を食べて少し街の中心部をぶらぶらしてました。途中見つけたシャケの炭火炙り焼き。絶対美味しいと思う。

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それと有名なお店のフレンチフライ。おなか一杯過ぎて半分も食べれませんでしたが。

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最後に小便小僧を見て解散。15年位前にシンガポールマーライオンを見たので世界三大がっかりのうち2つを回収できました。しかしこの小便小僧をよくぞこれだけの観光名所に育て上げたものだ。そのマーケット感覚こそ称賛されるべき。なお小便少女は見そびれました。

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翌日は大学都市、ルーベンへ。ブラッセルからは電車で30分ほどです。特にこれが有名というわけではないのですが、コンパクトで素敵な街です。あいにくこの日は雨が降ったり止んだりだったので、のんびりランチしたり美術館に行ってみたり。自分は印象派ルノワールとか)や、ダリとかマグリットみたいな絵が好きです。で、最近気づいたのですが、結構モダンアートも好きです。理解できるわけではなく、「これ俺にもかけそうだなあ」とか、「意味不明すぎて面白い」とか、そういうくだらない感想を言い合うのがすごい楽しいのです。この美術館にもたくさんモダンアートがあって大満足。

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美術館の屋上からみたルーベンの街。

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そして最終日。旅のハイライトはブルージュです。ブルージュは本当に評判が良いので、ぜひ行ってみたかったのです。この日の天気はすごい良かったり雹が降ったりとかなり気まぐれでしたが、ブルージュの街は本当に素敵でした。

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これからベルギーに行かれる方は是非ブルージュへ!

聖ニクラウスの日とクリスマスマーケット

12月6日は聖ニクラウスの日です。ドイツではクリスマスではなくてこの日にプレゼントをもらうらしいです。マリエンプラッツでイベントがあるということで友人たちと参加してきました。到着して驚いたのがその混雑具合。ミュンヘンにこんなに人がいたのか…。みんな何かを待っている様子。

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怖い恰好をしたモンスターが表れて悪い子供を脅かすんだ、みたいな説明を友人がしてくれて、どんなモンスターが来るんだろうと思ったらナハマゲみたいな恰好の脅かし役が登場。

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とても面白いことに、「悪い子いねがー」的な伝統行事は台湾にもあるそうです。世界共通ですね。

 

このあと、フライブルクという町のクリスマスマーケットに。マグカップが素敵だったので持ち帰りました。クリスマスマーケットは確かに楽しいんだけど、実質どこも一緒なんだよなあ…。さすがに国が変われば多少は趣向も変わるのですが、南ドイツはなんだかんだ似ている。正直2、3か所回ればもう十分かな。

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また別の日、会社の人たちと別のクリスマスマーケットへ。ここはグリューワインが本当に美味しかったです。最後にラムか何かを加えて火をつけてくれます。

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最近は東京でもクリスマスマーケットがやっているらしい。

卒業式

まただいぶブログを放置してしまいました。11月半ばに卒業式がありました。私の通っていたロースクールは研究所付設のものなので、学位自体はアウグスブルク大学という行ったこともない大学から付与されます。

 

アウグスブルクミュンヘンから電車で30分ほど行ったそこそこ大きな街なのですが、ちょうど今年ユネスコ世界遺産に登録された、とても歴史のある素敵な街です。大学が貸し切りバスを用意してくれてミュンヘンから約90分。驚いたことに卒業式のスタートは19時でした。とても素敵な会場です。

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裏でガウンに着替え(大学側が無料で貸し出してくれたものですが、質はお世辞にもいいとは言えなかったのがちょっと残念)、いよいよ開始です。なんかちょっとしたアンサンブルなんかも披露されつつ、えらい先生方がスピーチしてくれます。ユーモアにあふれ笑いも絶えないスピーチ。素晴らしいです。

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そして学位授与。自分の番。なぜかすごい緊張しました。

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10年前に役所に入ったときは、海外の大学院に留学して学位を取るなんて、とても自分事には思えませんでした。なんか大変なこともいっぱいありましたがコツコツ努力してきてよかったなあと感無量でした。素敵なクラスメートにも恵まれて本当にありがたい。

定番の帽子を放り投げるやつをやって、また貸し切りバスでミュンヘンに戻りました。この時点で23時半くらい。ここからafter partyへ。

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卒業式の翌日にノイシュヴァンシュタイン城に行く予定があったので、自分は3時くらいで家に帰りましたが、宴は朝まで続いたようです。卒業式を限りに母国に帰っていくクラスメートも多く、根性の別れかもしれないなと思うと感慨深かったです。また会えるといいな。

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ATP finals in O2 arena

ロンドンにATPファイナルズを観に行ってきました。ロンドン開催は今年で最後らしいです。この時期はフライトも安く往復で80ユーロほど。(ただロンドンは空港から市内への移動が高い。片道20ポンドくらいする)

ロンドン市内のカプセルホテルに3泊したのですが、安さに見合うひどいホテルでした(一泊4000円くらい)。まず地上階がクラブになっており、朝3時くらいまで大音量の音楽が流れてます。幸い耳栓を持っていたものの、ド迫力の低音で建物全体が振動しており、なかなか寝付けませんでした。

 

朝ごはんもひどいものでしたが(わずか4ポンド)、不思議と慣れたものでモリモリ食べて試合会場へ。土曜日は準決勝が行われていました。12時からダブルス、14時からシングルスの試合で、皆ダブルスも見るもんだろうと思ったら客席ガラガラでした。

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シングルスはフェデラー(38歳)vsチチパス(21歳)。残念ながらジョコビッチナダルが敗退していたので、何とかフェデラーに決勝戦に残ってほしいと思い応援していました(ビッグ3が出るか出ないかで盛り上がりが全然違うため)。しかしチチパスうまかった。ラリーになるとフェデラーのほうがポイント重ねていたような気もしましたが、サーブやリターンでさくっとチチパスがポイント取ってしまうことも多く、結局2-0でチチパス勝利。ATPファイナルズ初挑戦で決勝進出。大したものだ…。あと試合開始前に選手紹介があるのですが、チチパスの生涯獲得賞金が700万ドルくらいだったのに対し、フェデラーは1億ドル超えていました。すごい人だなほんと。

 

ちょうど2か月くらい前から会社の研究室の先輩がロンドン支店に赴任になっているとのことで、10年ぶりくらいの再会も果たせました。ロンドンはなんだかんだで知り合いが沢山いて楽しい。

 

そして決勝戦。チチパス対ティエム。第二セットはチチパスの圧勝で、これは本当に世代交代かもしれないなと思っていたところ、第三セットは本当に互角の勝負でしたがなんだかんだでチチパスが競り勝ち初優勝。いい試合でした。35歳の自分としては、下の世代から突き上げくらう年齢になったんだなと思ってなんだか感慨深いというか、寂しい気持ちになりました。フェデラーに優勝してほしかった…。

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オルヴィエート

朝早起きしてローマから電車で一時間ほどのオルヴィエートの街へ。電車から降りてトイレを探し、ホームの端っこに発見。有料です。残念ながら2つのトイレは両方とも故障中でした。我々はまだ余裕があったのでよかったですが、緊急の人はどうやって対応しているのだろうか。。

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オルヴィエートは丘の上の城塞都市です。

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街をぶらぶら歩いていたら結構野良猫がいました。

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オルヴィエートの観光の目玉、オルヴィエート大聖堂へ。

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オルヴィエートの街はトリュフで有名らしく、生トリュフを買おうという話になり色々とお店を見て回ります。しかしオリーブオイル付けのトリュフはあるものの、生トリュフは全然見つからず。適当に入った店で店主に「生トリュフないの?」と聞いたら冷蔵庫から出してくれました。どうやら生トリュフを買う人はほとんどいないよう。ゴマ団子くらいのサイズで1つ40ユーロ。2つで70ユーロ。ネットで相場を確認したら妥当な金額っぽかったので友人と割り勘で購入。のちにトリュフパスタとして美味しくいただきました。

 

グーグルマップで評判のいいレストランをいくつか探して尋ねてみたのですが、予約で満席のお店ばかり。オルヴィエートのレストランは事前に予約したほうがいいかもしれません。結局適当なレストランに入り昼食。まあまあおいしかったです

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ローマへ

高校時代の友人が司法試験に受かったということで、修習までの忙しい合間をぬって遊びに来てくれました。とりあえずどっか行こうということで、ローマに行くことに。

 

夕方の便だったのでローマに着いたら既に夜の8時くらい。宿にチェックインするために中央駅から15分ほど歩きました。それにしてもローマの街は…なんというか、治安が悪そうな雰囲気がしました。ホームレスも多いし…。ただ特段絡まれることもなく無事に宿の付近に到着。しかし、探しても宿らしきものが全く見つからない。仕方なく近くのお店の人に聞いてみたところ、わざわざその場所まで案内してくれました。しかしめちゃくちゃ難しかった。看板も何もなく、単なるアパートの一室。どうにかたどり着いて呼び鈴を押すも反応なし。仕方なく電話したところ「今からいくから3分待っといて!」とのこと。10分くらい待ったらようやく宿の人が来てくれてチェックインできました。一泊3000円くらいの激安宿なので仕方ないですが、人生で最もチェックインが難しかった。

 

どうにかチェックインして晩ご飯を食べて就寝。翌日はローマ市内を観光します。ローマは15年ぶり2度目。とりあえず一番の観光名所のコロッセオへ。とんでもない行列でした…。

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早押しクイズゲームをしながら2時間待ったところで、行列が半分も消化できていないことに気づき、中に入ることをあきらめ街をぶらぶらすることにしました。ヴィットーリオエマヌエーレ二世の記念館的なところに寄ったり、ランチをしたりして、最近できたというデパート(リナシェンテ百貨店)に行くことにしました。

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途中、有名なスペイン広場も通りました。

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そうして1時間半くらい歩いてようやく到着。しかし、思っていたよりも小さい…。ちょっと残念な気持ちになり再度ガイドブックを見ていると、やっぱり内装が全然違う。もしやと思って調べてみるとリナシェンテ百貨店はローマ市内に2つあり、我々がたどり着いたのは古いほうでした。新しいほうなら全然歩かなくてよかった。。グーグルに頼りすぎていたことを反省し来た道を戻ります。

途中ゲリラ豪雨に悩まされたりしつつどうにか本命のリナシェンテ百貨店に到着。日本人らしくブランドものを買いあさり、大満足したところで夜のローマをお散歩。

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既に歩行距離が20キロ近くなっていたので宿に戻ることに。これまで前日の夜、朝、昼とイタリアンを食べ続けていたので宿の近くの中華に入ったところめちゃくちゃ美味しかったです。イタリアで飲食店を続けていくには相当高いレベルが必要なのだろうか・・・

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翌日は朝早くからオルヴィエートという街へ向かいます。