ミュンヘン日記

2018/19 MIPLC LL.M. candidate

ダッハウ強制収容所跡地

ミュンヘン中央駅から20分程度で行ける、ダッハウ強制収容所跡地に行ってきました。

 

入り口の写真。「Arbeit macht Frei」は訳すと「労働が自由をもたらす」という意味です。のっけから重々しいです。

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当時は30以上バラック棟があったそうですが、現在は2棟のみが復元されています。ベッドは決して大きくないですが、収容人数が最大だったときは数人で1ベッドをシェアせざるを得なかったようです。

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収容されていた人たちがわずかな自由時間に楽しんだチェス。木彫りで手作りらしいです。木材へのアクセスも限られており、場合によってはパンを使って駒を作ったとか。

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最初に連れてこられる部屋

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バラック跡地。かなり広いです。

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眼を背けたくなるような写真もたくさん展示されており、ミュージアムを一通り回るだけで結構精神的に消耗します。ほんの70年くらい前に、実際ここでこんなことがあったんだ…と思うと、何とも言えない思いでいっぱいになります。

 

入場料は無料で、1時間に1回くらいドキュメンタリーフィルム(ドイツ語・英語)も上映されています(20分強)。ミュンヘンからのアクセスも良いので、一度は訪れる価値のある場所だと思います。